1分足らずで30%近くも暴落した誤レート
【発生事象】
1. 10月30日付の南アフリカランド/日本円取引において、
取引終了間際の4時59分33秒に、直近約定レートに比べ約30%円高となる
8.415円の約定が成立しました。
本約定は、「くりっく365」市場における、
マーケットメイカー1社が提示したレートにより成立したものです。
2. 当該日時においては、NYにおける米ドル等の主要通貨の急速な下落や、
株価の急落などから、南アフリカランドを含むマイナー通貨に関して、
流動性が急速に低下している状態であり、同社は、これらの急激な変動を踏まえ、
同社のシステムに従って、極めて広いスプレッドのレート提示を行いました。
その結果、当該8.415円が提示された直後に、
11円台でのレートのビッドが全て約定され、
残った8.415円のビッドも瞬時に取引されることになりました。
【本件に対する措置】
1. 本件は、取引終了間際の特別なタイミングにおいて、
約30秒間という瞬間的なレート提示およびその他のレート提示がないという、
特殊な状況における約定でありました。
本取引所では、24時間の監視体制の下、
マーケットメイカーから提示されるレートについて、
市場実勢から乖離したものは異常レートとしてチェックする体制を整えておりますが、
上記のような瞬間的な事象であったことから、
時間的に対応できなかったものであります。
そのため、結果的に異常なレートに基づく取引がなされたと判断し、
当該約定に基づいてロスカット発動等がなされた結果、
不測の影響等を被った投資家に対して、当該マーケットメイカーとの間で、
以下の措置を講ずることといたしました。
今回の結果的に異常な価格で約定された
取引及び当該取引を直接の起因とするロスカット取引について、
希望者からの申請に基づき、当該価格での反対取引を行う。
本措置は、2009年11月13日(金)15:00-まで
当該取引を行った各取扱業者において希望を受け付ける。
2. 「くりっく365」市場のマーケットメイカーは、
世界の為替市場における有力なプレーヤーであり、
世界の市場環境並びにリスク管理等を勘案しつつ、
市場実勢に沿ったレートを提示するという合意に基づき、
マーケットメイク業務を担っています。
本取引所は、マーケットメイカーに対し、
その基本的認識を、常に要請・確認しているところです。
さらに、上記で述べているとおり、
本取引所は、24時間の監視体制のもとで、
提示レートの妥当性のチェックを行っています。
過去において、本取引所の監視により異常なレートを排除してきております。
今回の事象は、瞬間的なレート提示であったために、実際上、
レートの確認等を行うことが時間的に不可能でありました。
そのため、今回の事象発生を踏まえ、システム的な手当てを行い、
極めて短時間のレート提示であっても、
自動的にレート提示を拒絶する方策を講ずることとします。
3. 本取引所は、公的な取引所として、
市場デリバティブ取引の公正かつ円滑な実施を確保するとともに、
投資者の保護に資する市場運営を行っております。
「くりっく365」取引については、経済の激変時等においても、
投資家が手仕舞い等を行えるような流動性の確保に配慮し、
可能な限りレート提示を継続することに努めるとともに、
レートの妥当性についてもより一層十二分に監視を行い、
「くりっく365」市場についての投資家の皆様の信頼が維持されるよう、
全力を尽くす所存です。
以 上
【 株式会社東京金融取引所 11月6日 】
リスク分散による口座開設
「急にサーバーがダウンしてしまった」
「電話しても繋がらない」
「動きが重く、ようやくログインが出来たと思ったら
急落に対応できず、大きな損失をだしてしまった」
・・・等
今では、数えきれない程のFX業者が存在しており、
各業者ごとに一長一短の特徴があります。
未だに、FX業者1社のみに全資産を預け、
トレードをしている方も多くいますが、
やはり、メイン口座と2~3つのサブ口座という具合に、
使い分けておくことをお勧めします。
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