今後、為替は、何を材料に動くのか?
以下は2009/3/25に私のメルマガで配信した内容です。
こんばんは、田頭です。
今日は、今後、為替は何を材料に動くのかを
お話したいと思います。
その前に、
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タイトルは、
「戦慄のスプレッド差26.41!? NZD/JPY 51.96→25.55」
タイトルの意味が分かりますか?
詳しくは、編集後記で。
今後、為替は、何を材料に動くのか?
為替は、さまざまな要因によって決定されます。
最近、特に注目されている材料は、
◆財政収支の赤字幅
これは、今まで散々、負債のGDP比が世界一と言われていた日本が
円高になっていることからも、注意が必要です。
しかし、最近、米国が、金融機関の救済や、不良債権処理に
莫大な財政出動を決めたことが、
財政赤字の拡大による(もしくは流通通貨の増大)による
ドル下落となるのか?
金融安定によるドル復活となるのか?
しかし、ジムロジャーズを筆頭にドル下落は、
コンセンサスとなっているようです。
現在起きているドル高は、ドル買いというよりも
昨年来の膨大に積み上がったドルショートの解消によるものが
大きいようです。
◆対象通貨国の経常収支とその規模
経常収支が赤字なのか黒字なのか?
過去と比較して増加しているのか減少しているのか?
最近の例では、アイスランドの破綻が記憶に新しいです。
経常収支が大幅に赤字ということは、
主に、海外市場からの資金の流入が大きいということです。
つまり、ひとたび、信用収縮、金融危機となれば、
それらの海外資金が一気に引き上げになることで、
通貨も経済も破綻します。
アジア通貨危機や、最近の韓国ウォンの下落も、
日本人にも記憶に残るニュースでしょう。
要するに、財政収支も経常収支も赤字、赤字幅の拡大、
黒字の減少は通貨売り要因となります。
いわゆる双子の赤字と言われる経常収支と財政収支の赤字国では、
基軸通貨であるドルを除いては、
このような金融危機時に大きく売られます。
かなり大きく売られます。
最近の例で言えば、ハンガリーの破綻などがあります。
一方、株式投資に目を向けると、
アジア通貨危機後の韓国の成長、
ルーブル危機後のロシアを見れば、わかりやすいのですが、
通貨も株式も大暴落した国への投資は、数年後に
数倍のリターンとなって帰ってくる可能性が高いです。
もう一つの為替決定要因 金利動向
そして、昨年来、最も連動していたのが各通貨の金利差です。
この金利差、金利の変動による、エントリーは、
FX専業トレーダー植木が得意とするやり方でもあります。
昨年来、植木のFX配信サービスでもさかんに、
金利動向についての記事が配信されていました。
しかし、最近は、金利動向の記事が減りました。
なぜでしょうか?
下記は、各国の金利水準の推移です。
(国名 2008年9月政策金利→2009年3月政策金利)
日本 0.50%→0.10%
アメリカ 2.00%→0.25%
EU 4.25%→1.5%
オーストラリア 7.00%→3.25%
ニュージランド 7.50%→3.00%
イギリス 5.00% →0.50%
各国とも大幅に金利が低下してきています。
日本、米国などはほぼゼロ金利政策です。
既に金利下げ余地が無くなってきているため、
金利動向による動きが減ってきたのです。
EU、AUD、NZD、GBPなどは、
まだ下げ余地があるように見えますが、
インフレ水準より下げるわけにはいかないので、
この辺が打ち止めに近い水準となります。
あまり下げ過ぎると、
インフレ圧力が強くなり過ぎてしまうのです。
よく言われる言葉に、
水は高いところから低いところへ流れるが、
マネーは(金利の)低いところから高いところから流れる
というのがありますが、
これは間違いです。
現在のような各国が金利を下げる局面では、
金利は、次どうなるか?
ということを材料に、金利政策発表までに、
為替は織り込み済みになります。
昨年来、円の1人勝ちが続いたのには、
円キャリーの巻き戻しという論もありますが、
円だけが既に金利をもう下げることのできない水準でいたのに対し、
各国の金利下げ余地が充分にあり、
各国の金利が下がり続けたことも大きいと思います。
そして、インフレを考慮した場合の金利打ち止め水準となり、
為替は、金利ではなく、他の材料を探しにいくわけです。
先ほど、円キャリーの巻き戻しというお話が出ましたが、
円キャリーの巻き戻しというのは、言い換えれば、
信用リスクを材料とした相場です。
先週、米国FOMCでFRBが米国債の3,000億ドル購入と、
住宅ローン担保証券(MBS)などの購入拡大を決定しました。
これにより、米国長期金利が低下(債券買い)しました。
一方、日本の長期金利に動きが無かったので、
この金利差の動きによる為替の変動(円高ドル安)がありました。
これがドル暴落による信用リスクによる下落から、
金利差による為替変動であるならば、
市場は、信用リスクを材料とする相場から、
金利相場に移行しつつあると言えます。
そして、いつになるかはわかりませんが、
再び、短期金利(各国の中央銀行による政策金利)を材料とした
相場に戻っていきます。
それが、トレーダー植木が昨年来のショートオンリーの戦略から
クロス円ロングなども模索したトレードを開始してきた理由だと思います。
(本人に確認を取ったわけではないので推測ですが。。。)
この辺の植木のロングエントリーの動向なども、
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編集後記
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