米国の雇用統計とFX投資
以下は2010/1/22に私のメルマガで配信した内容です。
こんばんは。
このメルマガでは、株価と経済の実態が乖離していることは、
耳にタコができるほど書いてきています。
そこで経済の実態を知る上で、最も重要な経済指標の一つとして、
米国の雇用統計について、何度も解説してきました。
● 新しい失業率のセオリー
● 米国の失業率16%! 日本の失業率10%以上!
● 【祝】失業率10%突破!記念号
本日は、米国の失業率が10%を突破した10月以降の動きについて
フォローしておきたいと思います。
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11月米国雇用統計の改善とドルと円の独歩高
●10月米雇用統計
2009/11/06発表の10月の米国雇用統計は、
上記バックナンバーにもありますが、
予想に反して10%を超えてきたことがサプライズとなりました。
失業率(10月)
結果10.2% 予想9.9% 前回9.8
%
非農業部門雇用者数(10月)
結果190千人減 予想175千人減 前回219千人減(前月比)
●11月米雇用統計
次に12月に発表された11月の米国の雇用統計は、
大きく改善され、市場にとって、かなりのビックサプライズでした。
失業率は10月の10.2%から10.0%に低下
非農業部門雇用者数は事前予想の前月比12万5000人の減少が
1万1000人の減少幅と、あと少しでプラスに転じる勢いでした。
非農業部門雇用者数(11月)
結果 → -1.1万人 前回 → -19.0万人
失業率(11月)
前回 → 10.2% 結果 → 10.0%
●11月雇用統計発表時のドル/円の動き
発表前のドル/円は88円40銭前後で推移していましたが、
この指標を受けて、22時30分過ぎには強烈なドル買いが入り、
23時までに89円90銭付近まで上がり、その後も、早朝4時45分過ぎには
90円78銭の高値を付けました。
前週末終値が1ドル86.15円で14年振りの円高水準となりましたが
、
この週末の終値は90.54円と、一気に円安に押し戻しました。
●日経平均株価の上昇理由
日経平均株価は一週間で10.36%上昇し、10,000円の大台を回復
TOPIXも前週末対比で+9.69%となる78.59ptsの上昇となって889.58
その一方でNYダウの上昇はわずかに0.77%
このように日本の株価は固有の動きとなりましたが、
これは、ドバイショックによるリバウンドと、
日銀が表明した10兆円の追加金融緩和策による円高の修正によります。
本メルマガのスタンスは、日経が力強く上昇しておりますが、
この時も、今でも、下落トレンドです。
詳しくはバックナンバーを読んで頂きたいと思います。
>> こちら
この時の上昇にしても、経済実体や政策を評価しての上昇ではなく、
東証一部では1000銘柄以上が値下がりしています。
単に先物に買い仕掛けが入り、大量に売っていた先物売りが
踏み上げられた上昇ということです。
そして、翌週12月07日(月)の東京マー ケットは、
後場にジリジリと上げ、ほぼ1カ月半ぶりの高値で終了。
日経平均株価は6日続伸となりました。
12月米国雇用統計と植木レポート
12月には、大きく相場を動かす材料となった米雇用統計ですが、
1月発表の12月の雇用統計は以下のような結果となりました。
12月失業率
前回 → 10.0% 結果 → 10.0%
12月非農業部門雇用者数
前回 → -1.1万人 結果 → -8.5万人
失業率は変わらずの結果となりましたが、
雇用者数の減少は拡大しました。
下記は2010年1月8日に配信された植木レポートからの抜粋です。
プロのFXトレーダーは、雇用統計をFX投資にどのように生かすのか
参考にしてみてください。
~ここから~
週レポでもお伝えしましたが、実は予想どおりに動くのが
一番困るというか、判断が迷うところかと思います。
ただし、現在の予想段階での動きは市場に織り込み済みであり、
どうも予想通りに動きそうなにおいがしております。
正直、予想通りに動いた場合、
市場での多勢の判断がどう捉えるのかは、非常に難しいところです。
そのため、現在は手が出せず、様子見ムードといったところです。
私の中で、米雇用統計時には、
積極的に動いても良い場合とそうでない場合があります。
例えば、フォローセミナー(4)で紹介したような雇用統計時が、
雇用統計を利用したトレードを仕掛けても良い場合で、
今回は、あまり積極的には動きたくない、静観していたいパターンです。
(できればこの部分はいずれセミナーで解説したいと思っています。
次回のセミナー開催は未定ですが、次はテクニカル系の話をしょうと
思っているので、当分先になるかもしれませんが・・・・)
結論として、今回の米雇用統計は静観しているのが適当で、
その後の動きで対応していくのが良いと思います。
今回の結果は、超短期で捉えるのではなくて、
中長期的に米経済はどうなっていくのかを考えるための
目安と捉える方が良いと思います。
また、カナダの雇用情勢も本日発表です。
最近CAD/JPYは高騰しております。
雇用悪化が見込まれるのならば動くと思いますが、
基本これも未知数です。
ゆとりがある方は、
CAD/JPYで「89.00円」下回りショート
を入れてみても良いと思いますが、慎重に動きたい方や、
ちょっと損失が重なっている方は無理する必要はありません。
また、長期で保持しているロングポジションがありましたら、
一部利食いしておいても良いかと思います。
(すべて利食いする必要はありませんが)
~ここまで~
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